焼肉正のニクメンブログ

ニクメンが肉と人生についてつぶやきます

焼肉正の名物「輝く神タン」がなくなるかもしれない?

おはようございます!

焼肉正のニクメン小島です。

 

焼肉正の名物といえば・・・「輝く神タン」です。注文率は、ご来店のお客様のおよそ90%。

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神タンは、アメリカの輸入牛のタンを使用しています。もちろん、和牛のタンのが美味しいのですが和牛のタンは、本当に希少なのでウチのような弱小焼肉店には、回ってきません( ノД`)シクシク…

 

だから、アメリカ産のタンを使っているんですが、その中でも皮が剥かれていない、チルド保存の状態のいいものを仕入れて使っています。

 

ところが・・・

 

この、アメリカ産のタンですが昨年あたりから仕入れの値段が少しずつあがっていき…今では、ウチがオープンした4年前と比較すると約2倍近くまで高騰しています。

 

これは、当初はコロナの影響でアメリカの生肉工場のラインが止まっているせいで品薄だからと言われていました。

 

しかし、最近になってわかってきたのは…それとは別の原因でした。

 

その原因とは・・・

 

日本は中国に、タンを買い負けているらしいのです。

 

もともと、アメリカ人は牛タンを食べません。だから、日本は大量に牛タンを輸入して仙台の牛タン文化をはじめとして、日本人は昔から牛タンを好んで食べていたのです。

 

ところが、最近になって中国人が牛タンの美味さに気づいてしまったのです。中国に行くと、日本の焼肉店のようなお店が「牛タン焼き専門店」として増えているらしい。

 

そう、中国は空前の牛タンブームらしいのです!!

 

当然、中国人の人口を考えたら消費量は日本の非じゃないですよね。現在、中国では牛タンを含む牛肉の消費量が3割増えたそうです。

 

これも、ひとつはコロナが原因だそうで…コロナのせいで海外旅行にいけなかったりする富裕層が、お金を持て余し外食にお金を使う事が消費増の要因だそうです。

 

牛タンの輸入は、アメリカやオーストラリアからが多いのですが、当然、日本に売るよりも中国に売った方が高く売れるのなら、そっちに売るのは自然の摂理ですよね。

 

現在、これらの現象はミートショックと呼ばれていて焼肉業界だけじゃなく飲食業界が悲鳴をあげています。

 

なぜ、こんな記事を書くのか…

 

それは、今後のお肉事情をあなたに知っておいて欲しいからです。今は、まだどこのお店も企業努力で踏ん張っていますが、それには限界があります。

 

ウチも実は、昨年末に100円の値上げをしています。でも、それぐらいじゃ全然足りていません。

 

そして、値上げだけならまだいい方かもしれません。今後、日本の飲食店から「牛タン」が消える可能性だってあります。そうなったら…恐ろしいですよね。

 

そうならない事を願うしか今はないのですが…近い将来、さらに値上げに踏み切ったり、数量を限定する可能性は十分にあると。思っておいていただければ、幸いです。

 

ちなみに、話題になっている、元雨上がり決死隊の宮迫さんがやっている焼肉屋でも同じ悩みをホリエモンと語ってました。良かったら見てください。

 

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それでは、今日も最後までありがとうございました!

 

 

 

 

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