焼肉正のニクメンブログ

ニクメンが肉と人生についてつぶやきます

ウクライナのゼレンスキー大統領に学ぶ、心を動かす言葉のテクニック

おはようございます!

焼肉正のニクメン小島です。

 

連日、あちこちで報道されているのでテレビを見ない人でも、ウクライナのゼレンスキー大統領の顔は覚えてしまったんじゃないでしょうか?

 

いつまで恐ロシアの攻撃を防ぎ続けられるのか?

f:id:masayakiniku:20220317223951j:plain

https://mainichi.jp/articles/20220315/k00/00m/030/025000c

ゼレンスキーってどんな人?

このゼレンスキー大統領。じつは、元コメディアンだって知っていましたか?

 

芸人さんだったんですよ!

 

芸人もやりながら、番組のMCもやって、俳優もやって、とにかく人気者だったらしいです。

 

日本で言ったら誰でしょう?ダウンタウンの浜ちゃんとか?そんな感じです。

 

そんなゼレンスキーさん。教師が急に大統領になるって役をドラマで演じたことがきっかけで、本当に大統領になっちゃったんです。

 

マジでドラマや映画にありそうな話しですよね。これ、今回の件も込みでハリウッドで映画化決定でしょう。

 

元コメディアンだからこそ、話芸がとても達者なんです。

 

それで、これほどまでに国民の支持を集めて、世界中の指示を集めて、大国ロシアと対等に戦っているんです。

 

今日は、そんなゼレンスキー大統領の演説の中で使われている秀逸なテクニックをご紹介しようと思います。

 

ゼレンスキー大統領の国民の心を動かす言葉たち

戦争はあらゆる人々から安全の保障を奪う。

 

それによって誰が一番犠牲になるだろう?人々だ。

 

誰が最も戦争を望まないだろう?人々だ。

 

誰が戦争を止められるか?人々だ。

 

しかし、あなたたちの間にそのような人々はいるだろうか?

 

私は「いる」と確信している。

 

 

これは2月24日、ロシア国民に向けて投稿された動画の中で語られた言葉。

 

戦争を止められるのは、あなた達だけです!とロシア語で訴えかけた言葉です。

 

この演説の中で、秀逸なのは「人々だ」と繰り返されているところです。

 

リピート法と呼ばれるこのテクニック。

 

様々なところで使われていますが、一番有名なのはアメリカ合衆国初代大統領リンカーンの言葉です。

 

「人民の、人民による、人民のための政治」

 

同じ言葉をリピートする事で、聞き手の記憶にすりこみ、感情をのせる効果があります。

 

これは、ヒット曲にもよく使われていますよね。最近だと…

 

「うっせえ、うっせえ、うっせえわ」

 

これは、よく聞きましたね。ウチも子供達がずっとリピートしてました(^◇^;)

 

ヒットする曲の実に95%はリピート法で作られているそうです。たしかに、繰り返されることで、頭に残りやすいです。

 

現代の織田信長なのか?

ゼレンスキー大統領は、自ら銃を構えて最前線で戦ったり、現在も首都キエフに残ってメッセージを残したりしています。

 

戦国時代に、織田信長は自ら最前線で戦ったと言われていますが、自ら最前線に立つことで国民への説得力が高まり支持率もあがるでしょう。

 

さらに、こんな言葉を残しています。

 

「私たちはここ(キエフ)にいる」

「私たちは全員、自分たちの国と独立を守る」

 

ゼレンスキー大統領は他国に亡命する選択肢もあったでしょう。

 

なんといっても総大将、ロシア軍の一番の標的ですからね。

 

しかし、彼はその選択をせずに国内にとどまった。

 

そして、ウクライナを市民と一緒に守る決意をはっきりと示した言葉には多くの兵士を勇気づけたことでしょう。

 

踊る大走査線で青島刑事も使っていた!

ゼレンスキー大統領は、じつはアメリカから国外退去を提案されています。

 

その時に、彼が語った言葉が大きな話題となりました。その言葉とは…

 

「必要なのは(逃げる為の)乗り物ではなく、弾薬だ!」

 

この言葉が彼の強い意志を現わしていると世界中に強いインパクトを与えました。

 

ギャップ法と呼ばれるこのテクニック。

 

反対のワードを使う事でギャップが生れて聞き手の記憶に強く印象を残すことができます。

 

これを使った超有名なセリフがこれです!

 

「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!」

f:id:masayakiniku:20220317224251j:plain

https://response.jp/article/2012/09/01/180649.html

そう!超大ヒットドラマの踊る大捜査線織田裕二が演じた、青島俊作の名ゼリフですよね。

 

このセリフも「会議室」と「現場」という反対ワードを使って視聴者をグッと引き込みました。

 

放送から20年近くたった今でも僕たちの頭の中に残っています。

 

ゼレンスキー大統領は、この発言で低迷していた支持率が一気に90%まで跳ね上がったそうです。

 

やはり、言葉の持つ力っていうのは凄いです!

 

これを、ゼレンスキー大統領が狙ってやっているかどうかは、わかりませんが一国のリーダーとしての熱い思いは伝わってきますよね。

 

とにかく、早くこの戦争が終わってくれることを祈るばかりです!

 

今日も最後までありがとうございました!

 

'