焼肉正のニクメンブログ

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説得力をあげる心理テクニック?相手のNOをYESに変えてしまう?

おはようございます!
焼肉正のニクメン小島です。


さて、選挙も終わってこれから新政権で日本は動き出す訳ですが…


政治家の方々は、選挙中もこれからも我々国民へ色んな発信をして説得する事も多いでしょう。


例えば、コロナによる自粛だったり、ワクチン接種だったり、増税だったり、法改正だったり。


そういった説得の時に、説得力を高める為のテクニックというものがあります。


これは、例え政治家じゃなくても職場で取引先に、上司へのプレゼンに、プライベートで友達に、家族になど様々な場所で応用出来ます。


そんなテクニックをご紹介いたします。

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今日の話しはこんな感じ

 


説得力を高める為のテクニック①「ドアインザフェイス」


人を説得する為に、古来から使われてる代表的なテクニックが4つあります。


そのテクニックの1つが「ドアインザフェイス」これは、最初に大きなお願いをしてから小さなお願いに切り替える手法です。


価格交渉の時によく使われる手法で、例えば1万円の商品をいきなり「半額にして!」とお願いします。


すると、「半額なんて出来るか!しばくぞクソガキ!」と断られますよね。そこで、「じゃあ、2割引で!」とお願いすると、「まぁ、2割ならええかぁ」…と交渉が成立するやつです。


最初にハードルをあげておいて、グッと下げる事で要求を通しやすくするというテクニックです。

 


説得力を高める為のテクニック②「フットインザドア」


次にご紹介するのは、「フットインザドア」です。これは、最初に小さなお願いをして大きなお願いをするテクニックです。


少しだけ開いたドアに足をねじ込む、昔の押売りのやり方ですね(笑最初は聞きいれやすい、お願いをしておいてそれが通ったら大きなお願いを通すやり方です。


人間は1回YESと言ってしまうと、次のお願いもYESを言いやすくなってしまうのです。


営業電話でよくありますよね?お時間10分だけよろしいですか?って言われて聞いたら、「この先は資料を見てご説明を…」みたいな。


テレアポの目的は、コレですね。まずは、バイトに電話でアポだけとらせて、アポがとれたら営業マンが説得にくる。最初に電話でイエスを言わせる訳です。


テレアポのバイトにドアを少し開かせて、開いたら口の立つ営業マンが足を捻じ込んできます!気をつけて下さい(笑


説得力を高める為のテクニック③「プラシーボインフォメーション」


続いては、「プラシーボインフォメーション」です。これは、どうでもいい情報を与えてからお願いをする方法です。


どういうことかと言うと、例えば町で知らない人に急に声をかけられて「僕の自転車を10分だけ見張っててもらえませんか?」


とお願いされたら?急に言われたら、「むりー」って断りますよね。


でも、「すいません、ちょっとお腹が痛くてトイレに行きたいので10分だけ自転車を見張ってもらえませんか?」


と言われたら、まぁ10分だけならってなりませんか?これは、わかりますよね。


ところが、「すいません、あなたに自転車をどうしても見張ってて欲しいので10分だけお願い出来ませんか?」と言われたら?


いや、怪しいから断るって思うでしょうけど、実際は実験をすると訳の分からない理由だとしても受け入れてしまう人が多かったそうです。


何でもいいから、理由を付けられると人は応じてしまうそうです。面白いですよね!


説得力を高める為のテクニック④「Why not 戦略」


4つ目のテクニックは、「Why not 戦略」です。これは、否定されたものをイエスに変える非常に強力なテクニックです。


NOと断られた後に、なぜNOなんですか?と理由を聞いてもう一度お願いする方法です。


まぁまぁのメンタルが無いと出来ませんけどね笑


例えば、さっきの自転車の見張りの例で言うと…「自転車見ててもらえませんか?」とお願いされて断った後に「10分だけです!なんでダメなんですか?急いでるんですか?」
と食い下がる。


そこまで言われると、「急いでる訳じゃないんだけど…」となったところに、すかさず「お願いしますよ!」と再度、お願いすると要求が通りやすくなります。


つまり、NOと言われた時は「なんで?」と理由を聞いてもう一度お願いすることで説得できます。


これは、多くの人が実は、大した理由もなく断る事が多いんです。


大した理由もなく断った時に、「なんで?」と聞かれると、別にお願いをきいてあげてもいいんだけど大した理由もなく断った自分を再認識する事になります。


すると、人はそんな自分が嫌になるんですね。大した理由もないのに断っているというのは矛盾している事二なります。断る理由がないのに、断るのですから。

 

こうなると、なんか気持ち悪くありませんか?必死に頼んでる人の頼みを断る自分に嫌悪感すら感じるかもしれません。


人間は、自分の中にある矛盾は全て解消したいと思いながら生きている生き物です。


だから、あなた矛盾していますよって事実を突きつけられると、矛盾を突き付けられた相手は行動を変えやすくなるのです。


これが、Why not戦略のメカニズムです。

 

まとめ


どれも、営業マンとかに使われた心当たりがありませんか?散々説明されて断ると、何でダメなんですか?何か気になるところがありますか?断る理由は何ですか?


みたいに食い下がってくる事ありますよね。そんな時は、「お前のそのガツガツした所が嫌なんだよ」と言いたくなります(笑


説得のテクニックも大事だけど、そればかりだと効果はありませんね。結局は人柄なので。


売りたい、押し付けたい、お金を奪いたいだけの人間が、いくらテクニックを使ったところで、それは効果があまりないでしょう。


説得する、その根拠が本人のお金儲けの為じゃなく、どうしてもこちらを救いたい

!とか得をさせたい!とかだったらグッと刺さるものです。

 

逆に、志は素晴らしいのに伝える力やセールスが弱くて世に広まらないのはもったいないです。そんな人にこそ、こういったテクニックを駆使して欲しいですね。

 

今日も最後までありがとうございました!

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