おはようございます!
焼肉正のニクメン小島です。
あなたは自分が日々どんな言葉を口にしているか
意識して過ごしていますか?
「そんなこと、いちいち考えてねーよ」
そう思っている人は気をつけた方がいいかもしれません。
日本には古来より言霊という言葉がありますが、言葉にはとても強い力があると考えられています。
「そんなの都市伝説でしょ」「たんなる迷信だよ」
そう思われるかもしれませんが
今日は、そんな非科学的に思える話しを科学的に証明したお話しです。
フロリダ効果とは?
フロリダ効果って聞いたことがありますか?フロリダ効果とは先行情報に引っ張られて行動が変化してしまうことをいいます。
「フロリダってあのフロリダ?」
そうです。あなたが想像した通りのアメリカにあるフロリダ州のことです。
心理学者のジョン・バルフらがニューヨーク大学の大学生を対象にして実験を行いました。
どんな実験か?
それは、学生たちにこちらが指定した4つの単語を使って作文をしてください。という実験でした。
数グループに分かれて、それぞれ別の単語を用意して実験を行ったのですが、ある一つのグループに次の4つの単語を用意しました。その単語が…
- フロリダ
- 忘れっぽい
- しわ
- ハゲ
アメリカのフロリダ州は温暖な土地なので、引退した高齢者が多く住む州で実際に高齢者比率が高いそうです。
被験者の学生たちは、この4つの単語を使って作文をしました。あなただったら、どんな作文をしそうですか?
高齢者の街、忘れっぽい、しわ、ハゲ・・・
例えば、老後の楽しみ方とか、第二の人生をどう生きるか?とか、老後に備えて貯蓄を、みたいな。そんな記事が作れそうですよね。
実際に被験者の学生たちの、ほとんどが高齢者についての作文をしました。
研究者の真の狙いとは?
この実験の狙いは、なんだったんでしょう?一定のキーワードを与えて、同じような作文を作らせることが目的だったのか?
いいえ、違います。真の狙いは別のところにあったのです。その狙いとは・・・被験者の作文の内容ではなく、作文の後の行動の変化を調べる為に行われたんです。
被験者たちは、作文をした後に別の部屋への移動を促されました。その際の、歩行スピードを測定したそうです。
その結果、ナウなヤングの単語を使って作文をした他の被験者たちに比べて、高齢者を連想させる単語を使って作文した被験者たちの歩行スピードは極端に遅くなっていたそうです。
それは、まるで高齢者が歩くようなスピードになってしまっていたと。
要するに、高齢者をイメージして作文をした結果、実際の行動に影響を与えることが、この実験で立証されたわけです。
ちなみに被験者たちは、実験で使われた単語が高齢者をイメージさせる共通性には気づいていなかったそうです。あくまで、ランダムに選ばれた単語と思って作文した結果です。
他にも実験は行われていて、暑い部屋に「暑い、暑い」と何度も言う人がいる部屋と、同じ温度でも「暑い、暑い」という人がいない部屋では、体感温度が違うだけでなく実際に体温分布にも違いがでたそうです。
つまり、いつも
「疲れた、疲れた、しんどい、しんどい」
と連呼していれば実際にに体は疲れていくし、自分だけでなく周りの人も疲労感を感じやすくなったり、しんどいと感じやすくなるってことです。
と、いうことは・・・ネガティブワードを使うだけで、その人は害があるってことになります。
どうですか?恐ろしくないですか?
「口は災いの元」
言霊もそうですが、昔からあることわざって単なる迷信じゃなく、ちゃんと科学的根拠のあるものなんです。だから、おばあちゃんの言う事は聞いた方がいいんですね。(笑)
先日、ウチのバイトが面白いことを言っていました。その子は、ウチ以外にも掛け持ちでバイトをしているんですけど・・・
掛け持ち先のバイトを最近は行ってないって言うんです。なんでか理由を聞いたら、その職場では一緒に働いている人が、ずっと人の悪口を言っているそうです。
その会社の悪口から、他のバイトの悪口、家族の悪口などなど。それを聞くのが嫌だから行きたくないそうです。
そりゃそうだって思った反面、自分も気をつけようと思いました!自分の口から出る言葉は、明るく、楽しく、前向きで、愛のある言葉ばかりにしたいものですね!
今日も最後までありがとうございました!