おはようございます!
焼肉正のニクメン小島です。
事件です!なんと!生ビールが無くなりました!!ウソでしょ?そんな事あります?ようやくお店で生ビールが販売できるようになったと思ったら…まさかの売切れ。その理由とは…?
出典:https://www.google.com/url?
今日の話しはこんな感じ
生ビールやアルコールが提供禁止にされて…
8月の終わりから9月いっぱいは、あなたもご存知の通り、アルコールの提供が禁止されていたのですが、その前はアルコールを提供できる時間が19:00までとされていました。
提供が禁止されるよりも、少しでも提供出来た方が有難かったのですが、困った事もありました。それは…
生ビールの品質管理
でした。我々、お店が提供している生ビールは通常、樽に入ったものを専用のサーバーから注いで提供しています。ここに、ご家庭で飲むビールよりも美味しい秘訣があるのですが、この樽のビール。じつは、賞味期限が短いのです。
一旦、開栓してしまった樽の賞味期限は3日と言われています。通常の営業であれば、3営業日あれば余裕で消費できます。
ところが、アルコールの提供時間が19:00までとなると開店から2時間しか提供できませんでした。そうなると、どうしても消費しきれないんです。
あなたも、この期間中に経験しませんでしたか?アルコール提供時間ギリギリに滑り込んだお店で飲んだ生ビールが、あまり美味しく感じなかった事。それは、これが原因なんです。
お店側もギリギリの状態で営業するので出来ればロスを出したくない!そんな思いから、まぁこれくらいなら…と使ってしまうお店もあるんじゃないか?と。推測します。
(もちろん、当店は破棄していました。)
これには、ビールメーカーさんも頭を悩ましたでしょうね。せっかく美味しいビールを作っていてもお店で、美味しくなく提供されてしまっては悲しいですよ。
F1グランプリ用にバッキバキに整備された車を、田舎の舗装されてない道で時速30キロ前後で走る用に使われているようなものです。
そこで、麒麟さんが素晴らしい企業努力と並々ならぬビール愛で開発されたものがあります。
美味しい生ビールを提供する
今までの生ビールの樽は最小ロットで7リットルでした。これは、中ジョッキにすると約18杯相当です。
「3日で18杯ぐらい売れるでしょ?」
あなたは、そう思ったかもしれません。もちろん通常営業であれば余裕です。むしろ、7リットルでは間に合わないので、さらに大きい15リットルや20リットルの樽を使用する事もあります。
しかし、提供時間がたった2時間では焼肉屋では3日では消費仕切れませんでした。もちろん当店の場合はですが(・・;)
ところが、今回、麒麟さんが新しく用意してくれたビールサーバーは3リットルのペットボトルで使えるサーバーです。これであれば、提供時間が短くても使いきれるので、すぐに導入を決めました!
生ビールサーバー納品と同時にMBS(まん延防止等重点処置)発令。
そんな訳で、すぐに発注して納品していただいたんですが、なんと納品のその日からマンボー発令ですよ。おいおい、ふざけんなよ!と。
せっかく納品したのに、試運転も試飲も出来ません。だって、1杯たりとも販売が出来ないんですから、開栓したら最後。3リットル全てを飲み干さなきゃいけないのです。
だから、まるっと1か月はただのオブジェですよ。
生ビールようやく解禁!
あなたもご存知の通り、10月1日から香川県ではMBS(まん防)が全面解除となり、営業時間は通常に戻り、禁止されていたアルコールの提供も出来るようになりました。
多くの方が、この日を待ち望んでいた事でしょう。お酒を飲みたい人も、お酒を提供したいお店も、お酒を販売したい飲料メーカーも待ち望んでいました。
さぁ、いよいよNEWサーバーの出番ですよ!これで新鮮で美味しいビールをお客様にご提供できます。兼ねてより仕入れていた、3Lのペットボトル3本。初日は、金曜日ですが9リットルあれば、足りるでしょう。
そう思っていたのですが…甘かった。この日を心待ちにしていたお客様に多数ご来店いただき9リットルのビールはあっという間になくなってしまいました。
幸い、閉店間際まで持ちましたが最後の数杯はお断りするハメに…^^;本当に申し訳ない…
まさかの欠品⁉
初日の反省を活かして、土曜、日曜は余裕をもってたくさん注文しました。ところが…
まさかの事態が起きていたのです。
いっせいに、アルコールが解禁した事で、注文が殺到したようで新しいサーバー用の3リットルのペットボトルがメーカーで欠品してしまったとの連絡がきました。サーバー自体をペットボトル用に交換しているので、今さら以前の樽は使用できないのです。
ウソでしょ?ようやくアルコールが提供できるようになったのに、生ビール無しで営業するんか?
「ふざけるな!!」
思わず声を荒げてしまいそうになったんですが、取引先の酒屋さんが機転をきかせて今までの生樽が使える代替え機を用意してくれました。このお陰で、何とか「生ビールが品切れ」なんて最悪な事態は免れました。
これからガンガンビールを販売するぞ!やっと、新しいサーバーが使えるぞ!っていき込んでいる時に欠品だなんてバカな話しがあるか!と最初は相当、憤っていたんですが…
よくよく考えれば、僕たちも一緒。時短要請やアルコール提供禁止になってからは、仕込みを減らして仕入れも最低限に。品切れメニューもたくさんありました。
コロナ禍で、ただでさえ売上が落ちているのにロスまで出す訳にはいきませんからね。それは、ビールメーカーも一緒だよな。そう感じましたね。もう、みんな本当にお互い様ですよね。
そんな訳で、何とか美味しい生ビールをこの週末はご提供出来ました。よかった、よかった。
今週中には、欠品も解除されて納品されます。今まで以上に新鮮で美味しい生ビールをお楽しみいただけると思います!
喉をカラッカラにしてご来店下さいね笑
今日も最後までありがとうございました!