おはようございます!
焼肉正のニクメン小島です。
現在、バリバリの休業中なので家で夜ご飯の支度をすることが、ちょいちょいあるんですね。(ちなみに、本日の木曜日も祝日ですが休業です。)
そんな時に、買い出しでスーパーなんかに行くとやっぱりお肉コーナーって用事が無くても見ちゃうんですよね。
そこで、僕ごときの肉の目利きなんて熟練のプロから言わせれば笑われちゃうかもしれませんが、それでも一般の方よりもお肉の事はわかると思いますので、簡単な美味しいお肉の見分け方をご紹介いたします!
今日の話しはこんな感じ
- 今日の話しはこんな感じ
スーパーで買う時に牛肉の種類を見分けよう!
これは、前にも紹介したんですけど一般的に販売されている牛肉は大きく分けると3種類あります。
- 和牛
- 国産牛
- 輸入牛
この3種類に分かれます。この中でもわかりにくいのが「国産牛」と「和牛」の違いです。心理的に、国産牛っていわれると安心しますよね。電化製品でも国内産だと安心するもんね。
要するに、そういう事です。電化製品で例えると「和牛」ってソニーとか、パナソニックとかそういう大手の会社の製品って事です。ソニーのテレビって言われたら、まあ、間違いないよねって思いますよね。
でも、国内産だけどアイリ〇オーヤマとかフ〇イとかっていわれるとちょっと不安じゃないですか?もちろん、両者ともにすばらしいんですよ。でも、ソニーやパナソニックとかと比べると少し不安ですよね?
国産牛ってそれと一緒で、国内で作っているけど、大手のメーカーの商品じゃないみたいな感じなのよ。
和牛のブランドはないけど、日本育ちの牛の事を国産牛っていいます。いわゆるホルスタインみたいな乳牛や、乳牛と和牛の掛け合わせ「交雑種」の事を国産牛といいます。
外国生まれの牛さんでも日本での飼育期間が長いと国産牛ってなります。
国産牛焼肉!って謳ってめちゃくちゃ安いお店のお肉はこれですね。これはウソじゃないからセーフだけど、和牛って謳って国産牛を出す店もたまにあるので要注意です。でも、スーパーに並ぶお肉は、ウソが付けないので大丈夫ですよ。なぜ?ウソがつけないのでしょうか?
スーパーに並ぶお肉の個体識別番号とはなんなのか?
あなたは狂牛病ってご存知ですか?ご記憶にありますか?牛が狂う病気ってめちゃくちゃ怖そうな名前ですけど…これについては、また別の記事で紹介しますね。
その狂牛病が流行った時にできたのが牛トレーサビリティ法といって、牛に一頭ずつそれぞれに10桁の番号がつけられるようになったのです。
その番号を調べると、誰でもその牛がどこで生まれて、どこで育ったのかわかるようになっているんですね。農林水産省のサイトで番号を入力すると出てきます。
これにより、スーパーに陳列される肉はウソがつけなくなっています。もちろん、焼肉屋さんでも仕入れたお肉には、すべて個体識別番号がついています。ご希望があれば、堂々とお見せしますよ!うちはね。(笑)
スーパーに並ぶお肉の部位ってどこを選ぶの?
スーパーに並ぶお肉って、「カタロース」とか「モモ」とか「焼肉用」とか書いてありますよね。あれってどこの部位で、どう選んだらいいんでしょうか?
あっさりしてて、食べ応えのある「モモ」
モモっていうのは、人間と一緒で牛さんの後ろ足の付け根部分になります。モモの中でも、うちもも、外もも、しんたま、など細かく分かれます。
基本的にはよく使う筋肉なので、脂肪が少なくあっさりとした赤身のお肉になります。値段も比較的安いですかね。薄くスライスして、すき焼きやしゃぶしゃぶに向いています。
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見た目も鮮やかで味は濃厚「カタ」
肩は牛さんの前腕のまわりのお肉になります。筋が多い部分とやわらかい部分があり、肉の味も濃いです。こちらも薄くスライスして煮込み料理などに使うのが一般的です。
希少部位のミスジはカタの部分にあるんですよ。希少部位のなかでもかなり人気のあるお肉ですね。その分、お値段は高めです。
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バランスのいい脂肪とやわらかい食感「カタロース」
肩ロースは、サーロインとかリブロースにつながる部位です。霜降りと赤身のバランスがよくて、やわらかい肉質が特徴的です。
首の方に近い程、かたいんですがリブロースに近いほうは厚切りのステーキなどにむいていますね。
甘い脂の旨味と、濃い肉の味が同時に楽しめる人気の部位です。
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とろけるような霜降り肉「リブロース」
リブロースは、サーロインと並んでステーキの代名詞として知名度の高いお肉です。最上の霜降りが楽しめる高級部位になります。
肉の繊維のきめ細かさがちょうどよく、口に入れるととろけるような柔らかさで魅了されてしまいます。豪快に厚切りにしてステーキで楽しみたいですね!
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見るものを魅了する霜降りの美しさ「サーロイン」
サーロインは言わずと知れたステーキ肉としてはお馴染みにして最上級部位です。ほどよい脂の旨味、肉質の柔らかさ、見た目の美しさは牛肉の中でトップクラスです。
口の中で溢れだす肉汁の洪水に、最高のジューシーさを味わう事が出来ます。ステーキで食べるのが一般的ですが、高級なしゃぶしゃぶやすき焼きにも使われます。
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箸できれる程のやわらかさ赤身部位の最高峰「ヒレ」
ヒレは人間でいうとインナーマッスルにあたります。ほとんど動く事のない筋肉なので、とにかく柔らかさが特徴です。一頭からとれる量も少ないので希少部位とされています。
その中でも中心のわずかな部分をシャトーブリアンと言います。脂肪や筋が少ないので、淡白な味わいと柔らかさが特徴です。濃いめのソースでいただくのが定番です。
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旨みがつよく、贅沢な味わい「ランプ」
ランプは、牛さんのお尻の部分になります。ヒレに続いて柔らかい部位です。ユッケや、ローストビーフなどに使われる部位で、旨味が強く贅沢な味わいです。脂肪が少ないのでとてもあっさりしています。ステーキとしても人気のある部位です。
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子供が大好き、ジューシーな味わい「バラ」
バラはアバラ骨周辺のお肉になります。焼肉屋でいうカルビはほとんどがここのお肉です。カタバラ、トモバラとありますが、カタバラは適度なサシが入っています。トモバラの方が霜降りになりやすく脂がのっています。
焼肉で食べるには、最適なお肉です。
スーパーで並んでるお肉のどこを見るの?
さて、お肉の部位がわかった所で今度は、その中でもどのパックのお肉を選べばいいのでしょうか?見た目チェックポイントを覚えておきましょう!
ドリップが出ていないか?
ドリップというのは、お肉から出てくる血液のような赤い液体の事です。これがたくさん出ているお肉は、カットから時間が経ってしまっています。これが、出てしまっているとお肉のうまみ成分が流れてしまっているので良くありません。
お肉の下に敷いてある、小さなシートはこれを吸収する為にあります。これが吸いきれずに溢れているようなお肉は、そっと棚に戻しましょう。
肉の色味は大丈夫か?
お肉は、若い個体のほうが美味しいです。若い個体のお肉は人間と一緒でツヤツヤしています。肉の色も薄いピンクに近いような色の方が若くていいお肉です。ちょっと年齢がいってるお肉は赤黒い感じになります。ツヤもなくパサパサしているお肉は、避けた方がいいでしょう。
脂の色も白、もしくは乳白色がいいです。黄色っぽいのは脂の質もあまりよくありません。そっと棚に戻しましょう。
ただし、お肉同士が重なって黒ずんでいる箇所は問題ありません。お肉は空気にふれて酸化する事で綺麗に発色します。重なった箇所は空気に触れなかったので黒ずんでいるだけです。
A5が一番うまいって本当?
お肉のランクで、A5って聞いた事があると思います。結論からいうと、最上級はA5のお肉なのは間違いありません。しかし、A5のお肉がいちばん美味いのかっていうと、それは違います。
A5のお肉って、いろんな基準があるけど、結局は見た目で決めるんですね。食べて決めているわけじゃないんです。肉の色や、脂の色。霜降り具合なんかを見た目で判断するんです。
だから、A5のお肉でも食べてみたら以外に…あら?残念って事もざらにあります。さらに、昨今のお肉はA5になると霜降りが入り過ぎている傾向にあります。
これは、完全に好みの問題になりますけど僕はA3,A4とかの肉のが好みですね。もちろん部位や用途にもよりますけど。
A5のお肉って、ミスユニバースみたいなものですよ。見た目は、世界的に認められる超美人ですけど中味はわからないし、みんなの好みの女性かっていうと、そうとは限らない。
ミスユニバースに勝ち抜くために、鍛えられた美なんですね。牛さんの等級も全く一緒です。A5ランクを獲得すれば高く売れるわけですから、A5ランクをとる為に鍛えられているっていうと言い過ぎですけど。
もちろん、前提としては美味しいお肉を届けたいってのが根本だと思いますけどね。
まとめ
さあ。いかがでしたか?これで肉の選び方がおわかりいただけたでしょうか?すこしでも、あなたの食卓が素敵な物になるお手伝いが出来たのなら嬉しいです。
焼肉正では、お持ち帰り用のお肉も販売しています!メニューの中から、そのままの値段でお買上げいただけます!お気軽にお電話、もしくはメールにてご相談下さいね。
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今日も最後までありがとうございました!